レコーディング WF Logo

2008年6月21日、千葉県千葉市の若葉文化ホールにて

団員のつてにより、とあるゲーム開発団体の企画に参加させていただくことに。 1990年代にパソコン用ゲームのフリーソフトを制作していたBio100%が、 当時のゲームに使われていた曲のCDをつくるということで、 そのうちの1曲をWind Factoryでレコーディングすることになりました。

曲はオープニングからエンディングまでの全7曲の組曲形式。 提供されたオリジナル(当時パソコンのビープ音を駆使した懐かしい音!) から当団のアレンジャー兼指揮者がWind Factoryの技量に合わせて吹奏楽アレンジに。 もともと基本的な曲調はファンファーレ・マーチ・8ビートといったかんじで、 単調な8ビートのところはSaxophoneのアドリブソロになっていたりと、 オリジナルを生かしながらも吹奏楽として成り立つ譜面が出来ました。


当日のホール

ステージ
[当日のスケジュール]
 08:50 現地集合
 09:00 打楽器搬入
 09:10 セッティング開始
 09:40 音出し
 11:00 レコーディング開始
 12:00 昼食
 13:00 レコーディング
 17:30 終了

事前の練習は2回ほど、それでも全員が集まるのは当日のみということで ホールに集まったメンバーは緊張の面持ち?と思いきや、演奏会と違い何度でも録音できる ということで意外にもリラックスムードで録音が始まりました。

いつもWind Factoryで演奏しているメンバーに加えて、たまたま練習場所が 隣だったゲームミュージックの演奏を主に行っているバンドの方や、千葉大学吹奏楽団で 活動している学生さんもおり、いつもよりサウンドに厚みが感じられるように思いました。


レコーディングメンバーは35名程度


録音機材
今回の録音は専門の業者が入るのではなく身内で行いました。 とはいえ、各パートには最低1本のマイクが設置され、客席中段に置かれたサラウンド素材まで 含めると20チャンネル近い音素材を記録しミックスを行います。

[マイク一覧]
天吊り:AKG C414B(x2)
Flute,Clarinet,A Sax,B Sax:Sony C536(x4)
Trumpet:Behringer C-2(x2)
Euphonium:SHURE SM58
Trombone:AKG C414B,ISO
Tuba:SHURE SM58
Horn:Audio Technica AT871
Percussion:AKG C451EB(x2)
E Bass:DI  などなど

1曲あたり1時間程度の時間をとって軽く練習した後に録音を何度か行う、 という手順で難曲を先に片付けていきました。全パートが完全にミスなく1曲が通るというのは 実はほとんどなかった(?)と思われますが、ここは音素材からうまいことミックス されてお届けすることになるでしょう。

昼食には差し入れの豪華弁当をいただき、Bio100%の関係者の方からのご挨拶もあったりして いつもとちょっと違う雰囲気の中、夕方にはレコーディング終了(あきらめ?)となりました。



最終的な音はBio100%のWebサイトの中で聴く手段が提供されると思いますのでお楽しみに。 レコーディングの話も掲載されていますので訪れてみてください。

最後に、おそらく今後もないと思われるレコーディング体験、このような場をつくっていただいた Bio 100%の方々には感謝をしたいと思います。

2008.12.28追記
Bio_100%のサイトで録音が公開されました!
ぜひ訪問してみてください。

Bio 100%のホームページは こちら



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